主要仮想通貨のヒストリカルボラティリティ比較

主要仮想通貨(暗号資産)のヒスボラチャート

時価総額上位5通貨の期間30日間のヒストリカルボラティリティ(HV)分析を行いました。

今年3月には、ビットコイン(対ドル)のHVが21%台、リップル(対ドル)のHVが24%台まで急低下し、トルコリラの1month HVを下回ったことで、いよいよ仮想通貨(暗号資産)も伝統的金融資産の仲間入りか !? と期待されましたが、結局その後の乱高下を経て、現在は、ビットコインが90.0%、イーサリアムが95.3%、リップルが70.2%、ビットコインキャッシュが106.6%、ライトコインが108.1%付近で高止まっております

仮想通貨(暗号資産)の課題の一つでもある「ボラティリティの高さ」は未だ解決できておりません。

通貨別のヒスボラ比較

2019年のボラティリティ急上昇の立役者は、王者ビットコイン(基軸通貨)であり、その背景には、大口フローの流入、即ち、

①BakktやLedgerX、ErisXやSeedCXなど機関投資家参入を想起させ得る潜在的な好材料を見据えた仕込み目的のBTC買いや、

②米中貿易摩擦の激化を背景としたCNY→QC→USDT→BTCの逃避フローの拡大、

③世界的な通貨安戦争を背景とした自国通貨安からの逃避目的のBTC買い等が挙げられます。

事実、この間、ボラティリティの上昇と歩調を合わせる形でビットコインのDominance(市場占有率)は50.2%(今年3月末)→66.5%(8/4時点)まで急上昇しました。つまり、伝統的金融資産の代替の選択肢の一つとして「ビットコインへの資金流入」が促され、それがHVの上昇に繋がったと考えられます

この為、ボラティリティの上昇そのものをネガティブ視する必要性はありません。従来のような単純な投機のみを原因としたHV上昇とは種類が異なるからです

=======免責事項=======
本記事は一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、仮想通貨の売買、投資、保有などを勧誘又は推奨するものではありません。本記事は、信頼できると思われる情報に基づいて作成されておりますが、その正確性、適時性、適切性又は完全性を表明又は保証するものではありません。投資の最終判断は、お客様ご自身の責任のもとで行われます様よろしくお願い申し上げます。
くりぷとルーレット

某金融機関の通貨オプションディーラー出身。G10からエマージング、バニラからエキゾまで幅広く担当。長期に亘る英国ロンドンでのトレーダー勤務を経て転職。現在はデジタル戦略関連部署に在籍。

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