Deribitで2019年末期日の40000ドルCALLを買ってみた

皆さまこんにちは! 通貨オプショントレーダーのくりぷとルーレットです。

本日は、仮想通貨オプション取引所「Deribit」で実際にオプションを購入するフローを見ていきます。

とりあえず「BTC-27DEC19-40000-C(2019年12月27日行使期日の40000ドルCALL)」を1BTC買ってみますね!

まずは「行使期日」を選択

・Deribitのトレーディングページにアクセスし「行使期日」を選択します
・今回は、「27Dec2019期日のCALLオプション」を買いますので、「27Dec2019」を選びます

出所:Deribitウェブサイトより作成

次に「オプション板」を確認

・ストライク(行使価格)欄から「40000(CALL)」を探し、赤で囲っている部分をクリックします

出所:deribitウェブサイトより作成

尚、上記①〜⑥の項目の意味は下記の通り

①市場のベストBID(オプション料)にささっているオプション金額

②市場のベストBID(オプション料)をインプライドボラティリティに換算した数値

③市場のベストBID(オプション料)、上段がBTC換算額下段が米ドル換算額

④市場のベストOFFER(オプション料)にささっているオプション金額

⑤市場のベストOFFER(オプション料)をインプライドボラティリティに換算した数値

⑥市場のベストOFFER(オプション料)、上段がBTC換算額下段が米ドル換算額

つまり上記スクリーンから読み取れるのは、27Dec2019期日の40000ドルCALLを1BTC買う際のオプション料は、現在市場で「0.0005BTC/0.0015BTC」の2wayで建っているということになります。

インサイドにBIDを置いてみる

・オプション板の該当項目(今回であれば40000ドルCALL)をクリックすると、より詳細な板画面に移ります
・赤で囲っている部分を見ると、OFFER(売り気配)側のベストOFFERはオプション料 0.0015BTCで、金額は1BTCのみ。Next Offerは0.0025BTCで24BTCささっていることが分かります。
・一方、BID(買い気配)側のベストBIDは0.0005BTCで24.1BTCさっていることが確認できます。Next Bidはありませんね。

出所:deribitウェブサイトより作成

・それでは、一度指値オーダーを置いてみましょう。
現在のベストBID 0.0005 BTCよりインサイド(内側)に、0.0010 BTCのBIDを指してみます
・すると、私が置いた0.0010BTCがマーケットのベストBIDになり、さっきまでのベストBID 0.0005 BTCがnext Bidに繰り下がりました。現在のマーケットは「0.0010/0.0015」の2wayです。

出所:deribitウェブサイトより作成

オプションを購入する

・それではいよいよCALLオプションを購入したいと思います
数量欄に「1.0(BTC)」と入力し、自分が買いたい価格(オプション料)として「0.0015 BTC」を入力します。OFFERにはちょうど「0.0015BTC」で金額「1BTC」分がささってましたので、私がマーケットテイカーとしてMineする形となりますね。
・最後に「GTCボタン」をクリックして、「BUY」ボタンを押します。

Deribitの指値オーダーには以下3種類があります

①GTC

Good Till Cancelの略で、オプション取引が成立するまで無期限で有効な指値オーダーのこと。自分自身でキャンセルするまでオーダーが残り続けます。

②FOK

Fill or Killの略で、自分がさしたオプション金額の全量が約定とならない場合に、注文が自動的に取り消されるオーダー。例えば、今回の例で言うと、1BTC分のCALLオプションの買いオーダーを指したものの、OFFERが0.8BTCしかおらず、0.2BTC分の未約定が残る場合などに、そもそもの0.8BTCも含めて取引が取り消されるオーダーのこと。

③IOC

Immediate or Cancel orderの略で、自分がさした値段で取引できる分まで約定し、成立しなかった分をキャンセルする注文方法。今回の例で言うと、1BTC分のCALLオプションの買いオーダーを指したものの、OFFERが0.8BTCしかおらず、0.2BTC分の未約定が残る場合などに、0.8BTCは約定、0.2BTC分のみ注文が取り消されるオーダーのこと。

出所:deribitウェブサイトより作成

ポジション内容を確認

・オプションが約定されると、下記のようなポジション一覧がDeribit上で確認できます。
・時価(MtM)が0.0010BTCのオプションを0.0015BTCで購入しましたので、PLは約定した時点で0.0005 BTCのマイナススタートとなっております。

・ポジションの見方は別の項で詳しく説明する予定ですので、ここではさらっと触れる程度に留めたいと思います。

デルタ(Delta)
原資産価格(BTCUSD)が1ドル動いた際のオプション時価(米ドルベース)の変動額。+0.0064と記載されているので、BTCUSDが1ドル上昇すれば、オプション時価が0.0064ドル上振れ、1ドル下がれば。オプション時価が0.0064ドル下振れることになります。

ガンマ(Gamma)

原資産価格(BTCUSD)が1ドル動いた際のデルタの変化。私が購入したオプションがローデルタ過ぎて、ガンマは限りなくゼロに近くなっております。

ベガ(VEGA)

ボラティリティが1%上昇した際のオプション時価の変化率。+0.7233と記載されているので、インプライドボラティリティが1%上昇した際に、ポートフォリオ時価が現在の時価の0.7233%分上振れることを意味します。1%低下した場合はその反対です。

シータ(Theta)

時間が1日経過する際の時間的価値の減少率を表します。▲0.4963と記載されておりますので、1日経過すると、現在のポートフォリオ時価の0.4963%分が下振れることを意味します。

パラメータについては、自分自身で見やすい単位に変換した方が良いと思います。私がインターバンクFXオプションディーラーだった頃は、デルタとガンマは1stカレンシーで見ていましたので、ビットコインドルの場合も、BTCベースで見た方が感覚にあいます。一方、ベガやシータは2ndカレンシーで見てましたので、USDベースがしっくりきます。この辺りについてはおいおい説明していきたいと思います。

まとめ

本日はDeribitのオプションプラットフォームを経由して、宝くじ的な感覚で27Dec2019の40000コールを買ってみました。(ローデルタオプションは買った後に「買ったこと自体を忘れること」が大切です。気づいた時にストライクを跨いでいた!というのが一番儲かるパターンです(笑)

一方、ハイデルタのオプションについてはきちんと戦略を立てて取り組むことが重要です。デルタ操作の頻度、回数、オプションの組み合わせなどが勝敗に大きな影響を及ばすからです

次回は、ハイデルタのオプションの売買を紹介したいと思います!

Deribitの口座開設はこちらから!
口座開設方法については、こちらの記事をご参照ください!

=======免責事項=======
本記事は一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、仮想通貨の売買、投資、保有などを勧誘又は推奨するものではありません。本記事は、信頼できると思われる情報に基づいて作成されておりますが、その正確性、適時性、適切性又は完全性を表明又は保証するものではありません。投資の最終判断は、お客様ご自身の責任のもとで行われます様よろしくお願い申し上げます。
くりぷとルーレット

某金融機関の通貨オプションディーラー出身。G10からエマージング、バニラからエキゾまで幅広く担当。長期に亘る英国ロンドンでのトレーダー勤務を経て転職。現在はデジタル戦略関連部署に在籍。

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