BTCオプション取引日記「第5回」〜ベア予想でPUTオプションを再購入〜

皆様こんにちは! 通貨オプショントレーダーのくりぷとルーレットです。

今週もBTCUSDが「下がりそう」との相場観に基づき、PUTオプションを購入しました
前回と同じパターンですみません。。

この記事では、実際のオプション売買や、その後のデルタヘッジを含めた途中経過について、日記形式でご紹介いたします!

尚、当記事では話を簡単にする為に、

①オプション売買や先物売買に係る手数料を考慮しません

②Deribitのオプション料(オプションプレミアム)はBTC建てとなりますが、ここでは全て「ドル建て」に置き換えて損益変化を解説いたします

③損益図は現在価値(非線形)で表さず、最終日の損益図(線形)のみで表現いたします

10/15(火):PUTオプション購入+デルタも売却

【相場観】
短期ベア見通し(上髭騙し後の戻り安値トライでダウンサイドリスクが極めて大きい)

【オプション戦略】
自らの相場観に照らし、なるべくデルタの厚い期間3日間のPUTオプションを10/15(火)付けで購入(オプションの詳細は下記)
 ①BTCPUT USDCALL
 ②行使価格 8250ドル
 ③オプション金額 2BTC
 ④行使期日 18 Oct 2019
 ⑤オプション料 323.18USD(=161.59USD×2BTC)
 ⑥IV 61.2%
 ⑦約定時点の実勢レート 8286.8ドル
尚、約定時にデルタヘッジは行わず、単体でPUTオプションを購入

【オプション購入時の損益図】

デルタヘッジを付けていない為、単純な「プット買い」の損益図です。
・8250ドルを挟んで下側がショート2BTC、上側はニュートラル(デルタSQ)
オプション料(323.18ドル)相当分が全体的に沈んでおります

今回は「BTCUSDが下がりそう」との相場観が強かったこともあり、
上記の「プット買い」に被せる形で、「デルタ(BTC)の売却」も行いました。
つまり100%ダウンサイドにポジションを張っている状態です

SELL 2.0BTC @8300 usd

プット買い2BTCに、デルタ売り2BTCを加えた損益図は下記の通り。
8250ドルより下側はショート4BTC、上側はショート2BTCとなりました。
つまり、下がれば勝ち、上がれば負けの分かりやすいポジションです。 

そこまでベア見通しなら、オプションなど用いず、スポットをただ4BTC売ればいいじゃないか?と仰る方もいらっしゃいますが、ごもっともです
ただ、私の場合、2BTCの現物ショート+2BTCのプットロングでポジションを持つ方が、精神的に落ち着いてトレードに臨めるのでそうしているだけです。スポット売買が上手な方は、オプションなど用いず、スポットを単純に4BTC売って、上にストップを置いたトレードの方が効率的かもしれません。

10/16(水):スポット下落で、デルタを半分買い戻し

・翌朝、スポットが運良く下落し、行使価格8250ドルを跨いで(下抜けて)くれたので、デルタショート4BTCの内、半分(2BTC)を買い戻しました

BUY 2BTC @8175.50

デルタを2BTC買い戻した後の損益図は以下の通り。
8250ドルを挟んで下側がショート2BTC、上側がニュートラル(デルタSQ)となります。

10/17(木):スポット続落で、デルタを全額買い戻し

・スポットが運良く続落してくれましたので、デルタを全額(2BTC)買い戻しました。

BUY 2BTC @7975.50

結果として、ポジションは下記のようになります。
8250ドルより下側はニュートラル(デルタSQ)、上側はロング2BTC。
つまり、ストライク8250ドルのコールオプション単体を保有しているのと同じポジション形状となります(※このように元々はプットオプションを買ってエントリーしても、デルタヘッジを行うことで、プットオプションのロングがコールオプションのロングと同じ経済効果に変化します)。

その後、スポットが少し反発しましたので、「当初から保有しているプットオプション(8250ドル)ロング2BTC」の内、半分の「1BTC分を8250ドルストライクのコールオプション」として売却。
セータ(タイムディケイ)を少し節約しました

SELL 18OCT19-8250-C in 1BTC @53.2% prem20.15USD
(約定時のスポット水準は8059.79ドル)

コールオプション1BTC売却後のポジションは下記の通り
8250ドルより下側はニュートラルで変わらず、上側はロング1BTCになりました(さっきまではロング2BTC)

まとめ (今後の戦略)

行使期日まで後1日となり、とりあえず、コールオプションの裸ロングの形にしました
・ストライクが8250USDで今の水準(8060ドル前後)から少し離れてますので、後17時間で超えてくるとは思いませんが、奇跡を信じ、「宝くじ感覚」で保有している状態です。
・今回は運が良かったこともあり、当初支払ったオプションプレミアムを回収した上で、494.97ドルの利益が積み上がりました現時点では、裸コール単体を保有しているだけのポジションなので、損失の可能性はゼロです(利益は理論上無限大)。もしスポットが急騰して8250ドルを超えるようなことがあれば、更に利益が積み上がる可能性が残されています。その場合は、カットオフの17時までに行使期日当日のオプション(Todayオプションと呼ばれます)として8250ドルストライクを売却するかもしれません!

それでは次回に続きます!

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口座開設方法については、
こちらの記事をご参照ください!

=======免責事項=======
本記事は一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、仮想通貨の売買、投資、保有などを勧誘又は推奨するものではありません。本記事は、信頼できると思われる情報に基づいて作成されておりますが、その正確性、適時性、適切性又は完全性を表明又は保証するものではありません。投資の最終判断は、お客様ご自身の責任のもとで行われます様よろしくお願い申し上げます。
くりぷとルーレット

某金融機関の通貨オプションディーラー出身。G10からエマージング、バニラからエキゾまで幅広く担当。長期に亘る英国ロンドンでのトレーダー勤務を経て転職。現在はデジタル戦略関連部署に在籍。

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