「5ヶ月経過、強く成長する」リブラと、「フェイスブックペイ」を発表したFB

リブラプロジェクトの進捗報告

リブラ協会は15日、ホワイトペーパー公開から5ヶ月、参加メンバーの署名後1ヶ月経過した現況を「Five months and growing strong」と題したブログで報告し、強い逆風に晒される中でも、技術的な開発を力強く推進していることをアピールしました。

同報告によれば、9/17にテストネットが再稼働してから2ヶ月余りで、ウォレット、ブロックチェーンエクスプローラーなど、34のプロジェクトが同ブロックチェーンに構築され、51,000件を超えるトランザクション実験が確認されたようです。また、一部取り組み事項と以下が紹介されました。

・詳細な技術ロードマップの一般公開
・テストネットの継続的改善
・オンライン開発コミュニティとの連携強化
・一般向けリブラネットワークの操作解説記事の公開
・開発者向けのバグの発見と修正を促すプログラム「Bug Bountry」のローンチ

テストネットとは別に、現在ノード運営者(21社・団体の創設メンバー)のみにアクセスが許可されている「Pre-Mainnet」(プレ・メインネット、メインネットの複製版)では、Anchorage、BisonTrails、Calibra(フェイスブック)、Coinbase、lliad、Uber、Xapoの7社がノード(バリデータ又は承認者)運営を稼働し、6社が準備中の状況。残る8社は技術チーム不在のため、Libra Core機能群が完成する2020年までにノード運営できるようリブラ協会が戦略をサポートしていくようです。

また、2020年メインネットの完成時にはオンプレミスとクラウド環境が混在するハイブリッド環境で100のノード運営を可能とさせたいとしています。

今回の報告を通して、Libraプロジェクトの技術開発が着実に進んでいることは確認できたものの、規制当局から許可が得られなければ、依然ローンチができない状況に変わりはなく、引き続き先行きは不透明と言えます。

Facebook Pay

渦中のフェイスブックは、11日に米国で「Facebook Pay」を発表しました。Apple Pay、Google Pay、 Amazon Payに続く当然の流れとも言えますが、リブラネットワークに構築されるCalibra Walletとは異なることがリリースで伝えられました。

Facebook Payは、ゲームアプリ内での課金やイベントチケットの購入、Messengerでの個人間送金、及び、FacebookのMarketplaceでの購入に利用でき、まずは「Facebook」と「Messenger」で、その後「Instagram」や「WhatsApp」で順次対応するようです。

Facebook Payは国内の〇〇ペイと同様のもので、①支払い情報の入力手間が省け、②フェイスブックが提供する全サービスで利用でき(今後)、③支払履歴の表示、支払方法を一元管理、④リアルタイムのライブチャットでサポートが受けられる ことを特徴に挙げています。

決済機能の利便性が向上することで、フェイスブックがグローバルに展開するサービス内での取引増加が見込まれる他、顧客の取引データをターゲット広告に活用し、さらなる広告収入の増加が期待されています。よもやリブラプロジェクトから手を引くことになっても、痛手はないのかもしれません。もっともプライバシー問題を抱える中でのFacebook Payの普及にも注目が寄せられます。

satogram

仮想通貨メディアCoinCollege∛の編集長。規制動向及び業界動向を担当。国内外金融機関で金融商品のストラチャリング業務、セキュリタイゼーション業務、バイサイドリサーチ業務に従事。

satogramをフォローする
業界動向
CoinCollege∛
タイトルとURLをコピーしました