BTCポジション
米商品先物取引委員会(CFTC)は10/11(金)、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の10/8時点のビットコイン先物「建玉」動向を発表しました。投機筋(レバレッジファンド)の買い持ち(ロング)と売り持ち(ショート)の差を表すネットポジションは、4,185BTCの売り超(ショート)となり、前週より360BTCネットショートが膨らみました(建玉に5を掛けてBTCベースに単位調整済み)。
※先物建玉は火曜日時点のポジションが金曜日に発表される為、3日間の時間差が生じます。今週火曜日はBTC価格がダウンサイドを試しているタイミングでしたので、現時点ではショートポジションが減少している可能性があります(週末に向けてショートカバーが発生した為)

BTC先物出来高
CMEのBTC先物は、中国の大型連休(国慶節)が明けたことで前週比出来高が増加しました。
・9/30〜10/4 出来高:79,225 BTC
・10/7〜10/11 出来高:106,065 BTC

しかし、基調としての出来高減少トレンドは変わりません。このペースだと、10月は今年3月以来の低商いとなりそうです。
・1月出来高:455,540 BTC
・2月出来高:500,995 BTC
・3月出来高:375,835 BTC
・4月出来高:1,040,280 BTC
・5月出来高:1,496,450 BTC
・6月出来高:836,810 BTC
・7月出来高:764,490 BTC
・8月出来高:498,980 BTC
・9月出来高:507,270 BTC
・10月出来高:158,355 BTC (着地見込み 404,685 BTC)
3月の出来高低迷の後、4月〜5月に出来高が急増し、6月にビットコイン価格は年初来高値149万円を記録しました。ビットコイン価格が上昇する前月・前々月にCMEビットコイン出来高に何かしらの動意(兆候)が見られる可能性もあり、引き続き出来高動向に注意が必要です。
BTC先物カーブ
今週(10/7〜10/11)のCMEビットコイン先物カーブは、週後半にかけて、期近の先物価格より期先の先物価格が高くなる順鞘(コンタンゴ/プレミアム)が進みました。ビットコイン現物価格が週末に向けて上昇したことが背景と考えられます(一時、9/24以来となる94万円台後半まで急伸)。
