米国の仮想通貨オプション取引所「LedgerX」が、仮想通貨オプションMiniのサービス提供の開始を発表しました。
以後、LedgerX社での最低取引オプション金額は「0.01BTC」まで引き下げられる事となります。
オランダの仮想通貨オプション取引所Deribitの最低取引オプション金額は「0.1BTC以上」、Bakktオプションは「1BTC以上」、CMEオプションは「5BTC以上」となりますので、LedgerX社の今回の決定は、「小口フロー」を取り込む戦略に出てきていると捉えることも出来るでしょう。

仮想通貨オプション市場はこのところ急拡大を続けており、2020年1月には5社競合時代が幕開けします。更に、足元ではBitfinexのオプション市場参入の報道などもあり、来年は仮想通貨オプション取引所が世界的に乱立する1年となりそうです(現物市場や先物市場が乱立したのと同じように)。

仮想通貨オプション取引所の乱立は、控えめに言って「良いこと尽くめ」です。オプション勢にとっては、様々なアービトラージ機会が生まれるからです(例えばカット間スプレッド等)。
具体的な方法については、また別の機会にご紹介したいと思います!
尚、11/12に発表されたCMEオプションについては下記記事をご参照下さい!