ビットコイン相場(対ドル)は3日続落の後、反発に転じました。心理的節目7000トライに失敗したことで市場心理が若干好転しました(安値は7075ドル)。引けにかけて7200ドル台を回復するなど、365日線(7180ドル近辺)にまたしてもサポートされる結果となっております。
戻り売りを継続すべきか、ショートカバー狙いのロングエントリーを行うべきか、上髭待ちの指値売りオーダーでじっと待つか、悩ましい展開となってきましたね。
但し、テクニカル的に見ると、①弱気のパーフェクトオーダー(21日線<90日線<200日線)、②一目均衡表三役逆転(転換線の基準線下抜け+一目均衡表雲下限下抜け+遅行線のローソク足下抜け)継続なので、基本的には戻り売り戦略で良さそうな気がしています。
ただ、ちょっと心配なのは、このままのペースでいくと、4日後に、遅行線がローソク足に接触し、上記②の三役逆転が終了となる可能性がある点です。今日から明後日ぐらいまでにBTC相場が7000ドルを割らなければ、短期的な戦略を見直す必要性が出てきそうですね。

尚、昨日はバーゼル銀行監督委員会(BCBS)が暗号資産に関するパブリックコメントの募集を開始しております。
本件については、winemaruさんの速報記事をご覧ください!!
また、昨日よりOKExがオプション取引のダミーディールコンテストを開始しております。
本件については添付記事をご参照下さい!!
オプション市場のレビュー
ビットコイン相場が心理的節目7000ドルを割り込まなかったことで、市場心理は幾分改善し、ボラティリティを買い上げる動きは沈静化しました(昨日の朝方は7000ドルをトライしていたのでダウンサイドPUTを中心にビッドアップする動きが見られましたが、スポットの反発を受けてそうした動きが沈静化しました)。
1ヶ月物ATM(at the money)は60%近辺で落ち着いた動きを続けております。
また、ショートカバーリスクを警戒してか、CALLオプションを買い戻す動きが足元で広がりを見せつつあります(本件は単なる期日前の足整理の可能性もある為、一概に相場観を反映しているとは言えません)。

本日の注目ポイント
本日は英総選挙の結果(日本時間朝7時に投票を締め切り、その後出口調査が出てくる流れ)と、Deribitカットオフを睨みながらの神経質な展開が予想されます。
アイルランドのブックメーカーPaddyPowerのPoliticsBetを確認すると、以下のオッズ(倍率)となっております。保守党過半数獲得→合意なき離脱リスク後退→リスク選好ムード到来というのが市場コンセンサスとなっていますが、英国おなじみの大どんでん返しが来る可能性もあり油断は禁物です。
保守党過半数:1.333倍
ハングパーラメント(宙吊り議会):3.5倍
労働党過半数:21倍(今朝の時点で26倍となりました)
また、本日17時にはDeribitがカットオフを迎えます。
実勢相場近辺だと7500ドルが3000BTC overの巨大足となっております。12月13日単体で見ても7500ドルは1425BTCとかなり大きいです。まだ少し距離はありますが、ショートカバーを巻き込みながら7500ドルに絡む可能性もある為、念の為注意しておいた方が良さそうです。
IVで算出した予想レンジ
1monthのインプライドボラ(60.51% @7,246 USD)で計算した向こう24時間の予想レンジは、
対ドルが「7,017ドル〜7,475ドル」
対円が「76.2万円〜81.2万円」です。
本日のオプションカットオフ予定表
17:00:BNBUSDT オプションカットオフ(BinanceJEX)
17:00:BTCUSD オプションカットオフ(Deribit)
17:00:ETHUSD オプションカットオフ(Deribit)
06:00:BTCUSD オプションカットオフ(LedgerX)
それでは、本日も宜しくお願い致します🤶