イーサリアム(ETH)の対ドル相場は心理的節目500ドル目前で上値を抑えられると(9/1高値489ドル)、9/5には一時310ドルまで急落しました(▲36.6%)。足元では一目均衡表雲下限割れギリギリの水準まで値を崩しており、仮に同水準を割り込んだ場合は、久々に三役逆転(強い売りシグナル)が成立することになります。
こうした中、オプション市場ではボラティリティの高騰が確認されます。7月以降、Defiバブルの後押しもあって、ETHのコールオプションを買いながら、プットオプションを売却する取引(リスクリバーサルの買い)が流行っていましたが、今般の急落を受けて、こうしたオプション取引のアンワインドが生じております。
特にガンマゾーンの買い戻し圧力は激しく、2week以内のインプライドボラティリティは軒並み100%を超えました。まさにパニックの様相を呈しております。暗号資産市場を牽引してきたイーサリアムがここで踏ん張れるか否か、来週以降の動きに注目が集まります(乱高下必至)。
