皆さん、こんにちは!
CoinCollege∛編集部です。
相場の心得シリーズでは、トレーディングを行う際に心得ておくべき重要な事項をだいたい1~2分で読める分量でどんどん出していく予定です。私たちCoinCollege∛編集部のメンバーは、約10年~20年くらいのトレーディング経験がありますが、それでもついつい忘れがちなこの辺りの心得を常に意識するように努めています。そうじゃないと一瞬でマーケットの魔物に呑み込まれてしまうからです。
第1回目となる今回は「トレードにスリルを求めないようにしましょう!」というお話です。
ロングでもショートでもポジションを保有すると、刻一刻と自分の損益が変わりますので、ギャンブルに近いようなアドレナリンが出るのは事実です。国内だとパチンコやパチスロ、競馬や競輪、海外だとブックメーカーやカジノで遊んでいる時と同じようなドキドキ感ですね。
勝てば嬉しいし、負ければ悔しいという人間らしい感情が生まれてしまいます。
ただ、トレードの世界で長く生き続けるためには、こうした感情(スリル)はとても危険です。
最終的に自身を破産に導く恐れがありますので、なるべく早い段階で自分の感情をコントロールできるように努めていきましょう。
よくある悪い事例は以下のようなケースです。
身に覚えのある方も多いのではないでしょうか?正直言って私たちは何度もあります。
良くある悪い事例
➀ドル円が上がると思って135.00でロング1本を構築
②予想通り相場が上がったので135.50で1本利食い(収益50万円)
③利食えて嬉しい一方、ポジションをクローズしたことに伴うドキドキ感=スリルの喪失でウズウズしはじめる→俗にいうスリル中毒=ポジポジ病
④その間にドル円が135.75まで更に上昇する
⑤上記②で行ったちょっと早めの利食いにとてつもない悔しさを覚える
⑥さっき利食ったにも係わらず135.75で再びロング1本を構築
⑦その後相場が135.00まで急落し強制ロスカット
⑧1分でも早く上記②で儲かっていた状態に戻りたくて無茶なロットでポジションを構築
⑨更に負けて破産し終了
こうしたトレードの根本にあるのは、ドキドキ感=スリルですね。
常にポジションを保有して損益が振れていないと落ち着かないという一種の中毒症状です。
ポジションを取る前に、エントリーポイント、利食いポイント、損切ポイント、時間軸、ポジションテイクの理由を決めなさいと言われるのはこうした精神状態をコントロールする目的もこめられています。
相場の世界で、「目の前にお金が落ちいるから早く拾いたい」と考えるのはやめましょう。
それらは「スリルが作り出す幻」ですので、すぐに百戦錬磨の猛者たちの餌食になってしまいますよ!
エントリーすべき相場なんて1日に何度も訪れるわけがありません。
私達のメンバーの中には「1日に行うトレードは欧州入り際(15~16時)と、米国勢参入序盤(21~24時)の2回のみと決めている方もいます。
私達のメンバーではありませんが、昔一緒に働いていた人の中には、経済指標発表後の「髭」以外ではトレードしないと決めていた人もいました(その人は結局淘汰されましたが、、、)。
偶然まぐれで儲かった自分よりも、「スリルという感情を排除し、やらなくても良いトレードに手を出さなかった自分」のことをむしろ評価してください。
ポジポジ病が治ってからがトレーダーとしての本当のスタートです。
一緒に頑張っていきましょう!