マーケット用語集(さ行)

裁定取引

アービトラージ取引(裁定取引)とは、同一商品に一時的な価格差(歪み)が生じた際に、割高な方を売り、割安な方を買う取引。FXオプション市場では、各金融機関によってオプション価格が異なることが多い為、ヘッジファンドを中心にアービトラージ取引が横行しやすい。特に低流動性通貨(新興国通貨)や、エキゾチックオプションのアービトラージ取引が現在でも活発に行われている

差金決済

差金決済とは、通貨の受渡しを行わずに、売却金額と購入金額の差額の授受により決済を行う方法

指値

購入及び売却価格を指定して注文を行うこと

サポートライン

相場の下落を阻む心理的な抵抗帯。サポートラインや下値支持線と呼ぶ。一方、相場の上昇を阻む心理的な抵抗帯をレジスタンスラインと呼ぶ

シカゴ筋

米国のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の先物市場で通貨先物取引を行っている投資家の総称

下値支持線

相場の下落を阻む心理的な抵抗帯。サポートラインや下値支持線と呼ぶ。一方、相場の上昇を阻む心理的な抵抗帯をレジスタンスラインと呼ぶ

実質金利

経済学用語の一つ。物価上昇率を考慮した金利のこと。名目金利から物価上昇率を差し引くことで求められる。

実需

輸出入など実際の商取引を目的に外国為替市場で取引を行う企業や団体を指す。為替変動で収益を得ようとする投機筋と区別して用いられる

主要通貨

ドル、ユーロ、円など国際的に取引される通貨。市場参加者が多く、流動性が厚い

順張り

市場のトレンドと同じ方向にポジションを持つ投資手法。トレンドフォローと呼ぶこともある。一方、市場のトレンドの逆方向にポジションを持つ投資手法を逆張りと呼ぶ

ショート

通貨を売り持ちにすること。一方、通貨を買い持ちにすることをロングという

スクエア

ポジションを閉じること。ポジションを閉じる際に「ポジションをスクエアにする」という

スターリング

英ポンドの別名。海外のディーリングルームでは、EURGBPを「ユーロ・スターリング」と呼ぶことが多い

スティープ化

長期金利から短期金利を差し引いた値がプラス方向に大きくなること。FXオプション市場では、長期ボラティリティから短期ボラティリティを差し引いた値がプラス方向に拡大する際もスティープ化と呼ぶ

ストップロス

評価損が発生している状態で、反対売買(決済)を行い、損失を確定させること。損切りや、ロスカットと同じ意味

ストラドル

同じ行使価格のコールオプションとプットオプションを同数買う取引をロングストラドル、同数売る取引をショートストラドルという

ストラングル

アウト・オブ・ザ・マネーのコールオプションとプットオプションを同数買う取引をロングストラングル、同数売る取引をショートストラングルという

スプレッド

買値(BID)と売値(OFFER)の差のこと

スポット取引

外国為替市場における直物取引のこと。取引が行われた日から2営業日後に通貨の決済が行われる取引

スリッページ

注文した価格と実際に約定された価格の差のこと。相場変動が激しい場合、スリッページが生じるリスクが高まる

スワップポイント

異なる2つの通貨を交換する際に生じる金利差調整額のこと。高金利通貨を買って、低金利通貨を売っている場合、スワップコストは受け取りとなる。一方、高金利通貨を売って、低金利通貨を買っている場合はスワップコストの支払いとなる

ゼロサム

マーケットにおいて、一方が利益を得たら、もう一方は損をし、全体としてプラスマイナスゼロであるという概念

ソブリンリスク

国家に対する信用リスクのこと。取引相手国の事情で、締結済みの為替予約が実行できなくなるリスクなどを指す。カントリーリスクと呼ぶこともある

損切り

評価損が発生している状態で、反対売買(決済)を行い、損失を確定させること。ロスカットと同じ意味

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