マーケット用語集(た行)

ダイレクトディーリング

インターバンク市場において、銀行や証券会社同士がブローカーや電子ブローキングを介さず直接取引を行うこと

高値

指定された期間内で最も高いレート。日通し高値、週間高値、月間高値、年初来高値などという

堕天使(フォーリンエンジェル)

当初「投資適格級」で発行された社債が、その後の信用力低下を受けて、「投機的格付」へと格下げされることを「フォーリンエンジェル(堕天使)」と呼ぶ

ダン

外国為替市場で取引が成立したことを「ダン(Done)」という。ダンしたものは取り消すことが出来ない

短期金融市場

期間1年未満の金融市場のこと(マネーマーケットなど)

中央銀行

国家における金融機構の中核となる機関。日本の場合は日本銀行

チョッピー

マーケット用語の一つ。明確な方向感がなく上下に不規則に動く状態

長期金利

1年以上の借入金利。10年物国債が長期金利の代表的な指標

チャート(罫線)

過去の相場の値動きを、縦軸に価格、横軸に時間を置いてグラフ化したもの

Choice(ちょいす)

Choice(チョイス)は、市場における「Bid(ビッド)」と「Offer(オファー)」が同じ価格になっている状態。トレーダーの間ではEither way(アイザーウェイ)と呼ばれることもあります。

例えば、1monthのドル円ボラティリティがインターバンク市場でbid7.5/offer7.5のEither wayの状態にある際にヘッジファンドなどから1monthの2way プライスを求められれば、オプショントレーダーは「7.5 Choice(セブン・ポイント・ファイブ・チョイス ※あなたが買いたいのなら7.5%で売ります、あなたが売りたいのなら7.5%で買います。どっちでもご自由にという意味)」とクォートします

アイザーウェイであるにも関わらず、スプレッドを取ろうとして、7.4/7.6などとクォートすれば後々インターバンク市場の笑い者になってしまうリスクが高い為、大抵のトレーダーはチョイスでクォートします。

通貨オプション

通貨オプションとはある通貨を「売買する権利」を指す

通貨先物取引

通貨先物取引とは、取引所に上場されている通貨の先物取引

通貨スワップ

通貨スワップとは、異なる通貨を相互に交換する取引

ツー・ウェイ・クォート

買値(ビッド)と売値(オファー)を同時に提示するクォート方法。FX取引のマーケットメイカーは2wayクォートが暗黙の了解

抵抗線

相場の上昇を阻む心理的な抵抗帯。レジスタンスラインと呼ぶこともある

ディスカウント

フォワード取引において、将来のレートが現在のレートより割安になることをディスカウント、割高になることをプレミアムと呼ぶ

ディップ

ディップ(Dip)は、相場(価格)が下落することを指す。「ディップを拾う」と言った表現がなされる

手仕舞い

持ち高(ポジション)を決済する事。買い持ちであれば売り注文を入れて決済すること、売り持ちであれば買い注文を入れて決済する事

ディスカウント・レート

通貨の将来価値を現在価値に換算するための割合。パーセンテージを表される。日本語で割引率と呼ばれる

ディーラー

金融機関などに所属して外国為替市場で通貨の売買を行う担当者。直物為替のポジションを担当する「スポット・ディーラー」、先物為替を担当する「フォワード・ディーラー」、オプション取引を担当する「オプション・ディーラー」など様々な種類のディーラーが存在する

テイク・プロフィット

反対売買を通じて利益を確定させる取引

ティック

外国為替市場におけるその瞬間の値段。それらを繋げたものをティック・チャートと呼ぶ

ディーリング・ルーム

金融機関などにある為替取引や債券・株式の売買が行われる専用の部屋。多くの情報端末や取引端末が設置されている

デイトレード

デイトレードは、1日の間に取引を完了させる(ポジションをクローズする)短期取引

テクニカル分析

相場の先行きを予測する際に、過去の値動きから将来の値動きを予想する分析手法。ファンダメンタンルズ分析と共に、投資家の間で日常的に使用される

トレンド

相場の方向性のこと。上昇傾向の強い相場を上昇トレンド、下落傾向の強い相場を下落トレンドと呼ぶ。また上昇トレンドでも下落トレンドでもない状態を、トレンドレスと呼ぶこともある

投機筋

実需ではなく、レート変動の利益を目的に売買を行う投資家。 一般的に短期売買を行う投資家を指す言葉でスピキュレーターと呼ぶこともある

ドルペッグ

自国の貨幣価値を世界で最も流動性の高い通貨である米ドルに連動させる通貨制度。経済基盤の弱い国が採用する

独歩高

特定の通貨のレートだけが上がること

独歩安

特定の通貨のレートだけが下がること

ドルコスト平均法

ドルコスト平均法は、金融商品を一度に購入するのではなく、一定額ずつ分割して購入する手法。高値掴みを避けられることで平均取得単価を抑制することができます

トレジャリー

トレジャリー(Treasury)は、米国が発行する国債のこと

東京カット(とうきょうかっと)

オプションのカットオフタイム(権利行使の最終的な締切時間)が東京時間15時(午後3時)に指定されているもの。インターバンクFXオプション市場には、原則東京カットとニューヨークカットの2種類のみ存在する

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