LIBOR(らいぼー)
London Interbank Offered Rate(ロンドン銀行間取引金利)の略。ロンドン市場で世界の主要銀行が提示する平均貸出金利で、各銀行の提示する金利のうち、上下25%を除いた残りの50%の平均値で算出。翌日物、1週間物、1カ月物、2カ月物、3カ月物、6カ月物、12カ月物の7種類の期間があり、ユーロ、米ドル、英ポンド、日本円、スイスフランの5通貨が対象。ロンドン時間の午前11時45分頃に公表される。以前は、英国銀行協会(BBA)によって公表されていたが、2012年に発生したLIBOR事件(不正操作事件)を経て、現在はインターコンチネンタル取引所(ICE)によって運営が引き継がれている
ラリー
小さな上げ下げを繰り返しながら相場が上昇すること。夏場に株価が上がる現象を指してサマーラリーと呼ぶこともある
リーブオーダー
銀行などの金融機関に対して「指値」や「損切り」の売買注文を指示すること
利益確定
保有している資産が値上がりした際に売却し、利益を確定させる行為。または空売りしている資産が値下がりした際に買い戻し、利益を確定させる行為。
リクイディティ
マーケットにおける流動性のこと。売買したい時に、いつでも取引ができる状態を「リクイディティがある」という(ドル円やユーロドルなど)。一方、流動性に乏しく、売買したい時に思うように取引ができない状態を「リクイディティがない」という(新興国通貨など)
Riksbank(りくすばんく)
スウェーデン国立銀行(スウェーデンの中央銀行)のこと
リスクオフ
投資家がリスクを回避し、より安全な資産に資金が移す相場状況
リスクオン
投資家が積極的にリスクを取って、よりリターンの高い資産に資金を移す相場状況
リスクリバーサル
同一行使期日の同一デルタのコールとプットのボラティリティの差のこと。市場では、25デルタや10デルタのリスクリバーサルが取引される傾向にある。オプション市場が織り込む相場観が反映され易い
リバース・ノックアウト・オプション
エキゾチック・オプションの1種。オプションの原資産価格が当初決められたバリア(消滅条件)に達した際に、当該オプションの価値が無価値になるオプション。バリア価格がオプションの価値が増加する方向に設定されたオプションをリバース・ノックアウト・オプションと呼ぶ。一方、価値が減少する方向にバリアが設定されたオプションは単にノックアウト・オプションと呼ぶ
両建て
ロング(買い)とショート(売り)を同時に持つこと。ポジションがニュートラル(中立)となる為、相場が変動しても損益は発生しません
理論価格
先物やオプション取引において、金利や満期日までの残存日数などを考慮して算出される理論上の価格。オプション取引においてはtv(theoretical value)と略されることが一般的です
レシオ・スプレッド
コール・オプションを買い、そのオプションよりローデルタのコール・オプションを2倍売る取引。あるいは、プット・オプションを買い、そのオプションよりローデルタのプット・オプションを2倍売る取引。ローデルタのリスクを取る代わりに、オプション購入時のプレミアムを節約することができる
レジスタンスライン
相場の上昇を阻む心理的な抵抗帯。一方、相場の下落を阻む心理的な抵抗帯をサポートラインと呼ぶ
レバレッジ
預け入れる資金(証拠金)を元手に大きな金額の取引を行うこと。「てこの原理」のこと
レンジ相場
ある一定の範囲内で、相場が上下を繰り返すこと。トレンドが出ていない状態のこと。もみあい相場と呼ぶこともある
ロールオーバー
保有している建玉を翌日に持ち越すこと。その際のコスト(費用)をロールオーバーコストと呼ぶ
ローデルタオプション
行使される確率が低いオプションを指す。はっきりとした定義はないが、一般的に10デルタ以下のオプションをローデルタ物と呼ぶことが多い
ロスカット
評価損が発生している状態で、反対売買(決済)を行い、損失を確定させること
ロング
買い持ちの状態のこと。ドル円・ロングといえば、ドル円を買い持ちにしている状態を指す
ロンドンフィキシング
英国ロンドン市場の値決めレート。対顧客取引の指標として用いられ、 ロンドン時間の午後4時(夏時間は午後3時)、日本時間の午前1時(夏時間は午前0時)に決定されます。ロンドンの金価格を決定する時間帯でもあり、特に月末のロンドンフィシキングは値動きが荒くなる傾向にあります。