仮想通貨ビットコインのオプション分析(2019年9月8日号)

行使期日別オプション建玉動向(ビットコイン)

添付グラフは、オランダの仮想通貨(暗号資産)オプション取引所 deribit社のデータを用いて、
ビットコインの行使期日別・ストライク別のオプション建玉を一覧化したものです。

この一覧表を使用することで、どの行使期日の、どの行使価格帯に建玉が集中しているのかが分かります。尚、建玉分析の重要性については「仮想通貨オプション市場の建玉がマーケットで注目される理由」をご参照ください。

ご覧の通り、フロントエンド(期近足)は10,000〜12,000ドル近辺に足が集中しております。9/27期日のダウンサイドにストライクが集中している点は、個人投資家によるターゲットバイイングと、マイニングファームによるダウンサイドヘッジと推察されます。
一方、バックエンド(期先足)はトップサイドのBTC CALLを物色する動きが強まりつつあります。
特に、今年末の52,000ドル・ストライクが急増している点は注目に値するでしょう

                                                 (出所:Deribitより作成)

行使価格別オプション建玉動向(ビットコイン)

添付グラフは全テナーの建玉をストライク別に合算した一覧表です。

黄色で塗っている部分(8,000ドル、9,000ドル、10,000ドル、11,000ドル)が特に建玉が集中しているゾーンとなります。スポット市場に影響を与える可能性が高く、チャートポイントとして意識されます。

目先は11,000ドルを抜けるか否かに注目です。

11,000ドルを抜けると、個人投資家によるガンマロングとMM(マーケットメイカー)によるガンマショートが拮抗し始め、最後の関門となる12,000ドルを突破すれば、MMによるガンマショートが個人投資家によるガンマロングを上回る可能性があります。更に、ビットコイン価格が上昇し始めれば、個人投資家による追加的なトップサイドCALLを物色する動きも強まると見られ、これもイニシャルデルタヘッジとしてのBTC買いを通じて相場を押し上げる効果が生まれます。ビットコインのオプション建玉分布を見る限り、トップサイドのリスクが大きいと感じますビットコイン円の場合だと、1,177,000円(11,000ドル)を抜けてきた辺りから相場が走り易くなると考えられます。その後、1,284,000円(12,000ドル)近辺で一旦伸び悩むも、抜ければ、ショートガンマゾーンに入ってきますので、ストップ大会が始まる可能性もあり、注意が必要でしょう

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