仮想通貨オプションDAILY「BTC vs ETHのカレンシースプレッドに妙味あり」191029

皆さま、おはようございます! コインカレッジ編集部です。

中国からの好ファンダメンタルズが相次いでおります。昨日は中国当局がデジタル通貨DCEP(Digital Currency Electric Payments)を発表しました。これで、10/25〜10/28まで毎日何かしら中国から発表されていることになります。

中国からの各種報道は、ビットコインに直接的に関係が無いものの、仮想通貨市場の期待感を高める一助となっています。事実、CNY→QC→USDT→BTCの資金流入フローも継続中です

尚、中銀がデジタル通貨を発行することで齎される最大のポイントは、中銀と民間銀行が競争化に置かれることです。中国のように管理監督が行き届いた国家の場合、中銀デジタル通貨の浸透度合いは他国に比べてスムーズだと思われますが、日本をはじめ先進国の場合は、中国のようにスムーズに進められないと考えられます。このあたりの意見は昨日、Twitterに書いておりますのでご参照下さい!!

オプション市場のレビュー(10/28)

スポット市場のボラティリティの高さは異常です。昨日も結局高値9950ドル、安値9250ドルで700ドルレンジとなりました。これを受けて、インプライドボラティリティ(短期物)は1week ATMで一時100%超の高い水準で取引される場面も見られました。昨晩以降、スポットが少し落ち着きを取り戻しましたので、現在は短期ゾーンに売りが散見されますが(1week ATMは85%程度まで下落)、ガンマが不足している状況に変わりはありません。スポットが少しでも動意づくと、昨日同様、マーケットのオファーが全て引いてしまう脆い2wayです。これは、本来マーケットメイカーがガンマを市場に供給することで、マーケットの値動きが落ち着きを取り戻すわけですが、今回の暴落→暴騰→暴落を受けてマーケットメイカー自体が傷んでいる為、現在は、ガンマを供給する人が不在気味になっているからです

MMのポジションが想定外に傷んだ理由としては、Vanna(バンナ)Volga(ボルガ)といったグリークスの影響が考えられますが、本件については、昨晩記事を書いておりますので、以下をご参照下さい!

本日の注目ポイント(10/29)

少し気になっているのは、ビットコインとイーサリアムのカレンシースプレッドが逆転している点です。1ヶ月物については既に逆転しておりますね

出所:skewウェブサイトより作成

今回は中国ファンダメンタルズを好感して仮想通貨市場が盛り上がっているわけですが、もしそうだとすると、中国情報産業省電子情報産業発展研究院(CCID)のブロックチェーン格付けの直近分(7/31公表分)で第2位を記録しているイーサリアム(ETH)のボラティリティの方が買われるべきだと思っています(ビットコインは11位)。しかし、実際には逆転現象が生じております(ヒストリカルボラティリティの影響も一因です)。

BTCUSDとETHUSDのオプションについては、カレンシースプレッッド(BTCUSDのベガショート vs ETHUSDのベガロング)でポジションを保有するメリットがそこそこあるのでは無いかな〜と少し思ってますので、機会があれば、少額でポジションを作ってみたいと思います。またポジション操作状況報告いたしますね!

それでは、本日も宜しくお願いします!

=======免責事項=======
本記事は一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、仮想通貨の売買、投資、保有などを勧誘又は推奨するものではありません。本記事は、信頼できると思われる情報に基づいて作成されておりますが、その正確性、適時性、適切性又は完全性を表明又は保証するものではありません。投資の最終判断は、お客様ご自身の責任のもとで行われます様よろしくお願い申し上げます。
CoinCollege∛編集部

CoinCollege∛編集部。インターバンク市場の第一線で活躍したオプションディーラーやストラテジスト、証券化ストラクチャラーなど金融プロフェッショナルで構成。メンバー全員が金融機関に在籍。

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