仮想通貨オプション見通し「有名ストライク8000ドル下抜け後にショートガンマが炸裂」191122

皆さま、おはようございます! コインカレッジ編集部 です。

21日のビットコイン相場(対ドル)は急落しました。有名オプションストライク8000ドルを割り込むと、一時7374ドルまで急落し、10/23に記録した直近安値7296ドルに迫る場面も見られました。その後反発に転じましたので、10/25以降の急騰劇の「全値戻し」には、あと一歩届きませんでしたが、引き続き上値の重い展開が続いております。

ビットコイン相場急落の背景としては、

①Deribitの巨大ピン(8000ドル)割れ(とその後に待ち受けていたショートガンマ)、②10/23安値と10/26高値のフィボナッチ78.6%押し(7990ドル)割れ③11/19安値(7980ドル)割れ④強い売りシグナルを表す三役逆転⑤移動平均線のパーフェクトオーダー⑥バンドウォークの発生⑦難易度調整への警戒感など、テクニカル要因・需給要因・ファンダメンタルズ要因の全てが挙げられます。

詳細については、昨晩掲載した下記記事をご参照下さい(オプションのポジショニングも記載してます)

オプション市場のレビュー(11/21)

BTC相場が巨大ピン8000ドルを割り込み、ショートガンマゾーンと見られていた7500ドル〜7750ドルに突入したことを受け、インプライドボラティリティは大きく上昇しました(=売っていたオプションをロスカットとして買い戻そうとしている市場参加者が増えている)。米LedgerX社が算出する期間30日間のインプライドボラティリティ指数「LXVX」は現時点で63.4%まで急騰しております

出所:LedgerXより作成

調査会社Skewのデータを見ると、今般の急落を受けて、BTCUSDのガンマゾーン(11/22期日)が75%超へ急騰していることが分かります(ガンマが高騰)。行使期日1日前というオプション売り手にとって最悪のタイミングでスポットが急落したことで、ガンマショート(売り足操作)に苦しむオプションSellerの狼狽的な買い戻しが発生していると考えられます

出所:skewより作成

本日の注目ポイント(11/22)

本日は日本時間17時のDeribitオプションカットに注目が集まります。7750ドルや7500ドルは売り足(ショートガンマ)超と予測されることから、ビットコイン相場が双方向に走るリスクが警戒されます(ショートガンマ地獄)。

ショートガンマ地獄

①売り足(7750ドルや7500ドル)を下方向に跨いだことで、損切りとしてBTC現物や先物を売却

②その後スポットが反発

③今度は売り足(7750ドルや7500ドル)を上方向に跨いだことで、損切りとしてBTC現物や先物を買い戻す

④その後スポットが下落

⑤上記①から④の繰り返し

こうした損切り操作が延々と繰り返される状態のことをショートガンマ地獄(売り足地獄)と言います。このような状況に陥ることを回避する為に、オプションディーラーは日々足整理(売り足を一箇所に偏らせず、極力散らばらせる努力)を行っております。

私共の見解としては、短期的なベア目線を維持しつつも、本日に限って言えば、上も下もあり得る不安定な相場展開を予測いたします(ショートガンマで滑りやすくなっている為、値幅を伴った乱高下に警戒が必要です

また、今回は既存のOTMプットがITMプットになったケースなので、カットオフ前後で差金決済型オプション市場独特のデルタの調整オペレーションが発生する可能性があります。本件については、下記の過去記事をご参照下さい。

LXVX指数(63.4% @7555 USD)で逆算した向こう24時間の予想レンジは、

対ドルが「7304ドル〜7806ドル」
対円が「79.3万円〜84.7万円」です。

具体的な計算方法については下記の記事をご参照下さい!

本日17:00はBNBUSDT(BinanceJEX)、BTCUSD(Deribit)、ETHUSD(Deribit)のカットオフが予定されております

(今週のカットオフ・スケジュールはこちら!)

それでは、本日も宜しくお願いします!!

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