仮想通貨オプション見通し「ボラティリティはパニック状態から一転落ち着きを取り戻す」191125

皆さま、おはようございます! コインカレッジ編集部 です。

今週末(11/22〜11/24)のビットコイン相場(対ドル)は1000ドル以上の急落を見せました

背景には、①巨大ピン(期近オプションの有名足8000ドル、添付チャート白色ライン)を割り込んだことで、②個人投資家のカウンターパーティであるMM(マーケットメイカー)のガンマショートと、7750ドル〜7500ドル近辺に位置していた個人投資家のガンマショートが共に発動したこと、③中国関連のネガティブ報道、④難易度調整後(難化後)の更なるハッシュパワー上昇に伴うマイニング勢のBTC売り警戒感、⑤上記④をヘッジする目的でマイニング勢による輸出レンジフォワード(OTMのBTCPUT買い+OTMのBTCCALL売り)の取り組みが活発化しているとの思惑⑥上記⑤を引き受けるMMによるイニシャルデルタヘッジとしてのBTC売り圧力など挙げられます。

ビットコイン相場(対ドル)は一時6775ドルまで急落するなど、本年5月以来、約半年ぶり安値圏へと下げ足を速めました。結果として、10月下旬以降に見られたBTC急騰劇(高値10540ドル)の「全値戻し」達成に至っております

出所:TradingViewより作成

尚、暴落直前にビットコインCME先物市場においてアセットマネジャーのショートポジションが急増している点には留意が必要です(タイミングが良すぎた為、これが偶然なのか意図的なのかを継続的に調査する必要性あり)。今後は、COTレポートにて、レバレッジファンドのみならず、アセットマネジャー項目の数値を追っていく必要性が増しそうです(CMEオプションが来年1/13より開始すれば、その重要性は一段と増す可能性あり)。尚、本件についての詳細は下記記事をご参照ください。

オプション市場のレビュー(11/22〜11/24)

BTC相場が急落したことを受けて、7750ドルより下側に並んでいた(と推測される)個人投資家のガンマショートが炸裂しました。当初はショートガンマに伴うロスカットオペレーション(BTC価格が下がればBTC売り、上がればBTC買いを余儀なくされる負の連鎖的売買オペレーション)を、BTC現物やBTC先物を用いて行なっておりましたが、あまりにも乱高下が続くことで想像以上に損失が嵩み、最終的には、オプションそのものでポジションを解消する動きが活発化しました(既存の金融市場でもよくある現象です。最初からオプションのままロスカットすれば良いものを、デルタヘッジで何とかしようと試みた挙句、うまくいかず、結局オプション価格が暴騰している局面でオプションを買い戻す羽目になってしまう現象)。

結果として、インプライドボラティリティは11/22に急上昇。ガンマゾーンに至っては、パニック相場の象徴とも言える、1week 100%超えを記録しました

本日の注目ポイント(11/25)

BTC価格が11/22に下髭を残し、その後幾分持ち直したことで、ボラティリティのパニック状態は沈静化しました(ガンマショート勢によるロスカットとしてのオプションの買い戻しが一服)。米国の仮想通貨オプション取引所LedgerXが算出する期間30日間のインプライドボラティリティ指数「LXVX」も11/22をトップにその後反落に転じております。

但し、最新の建玉一覧を確認すると、ダウンサイドの建玉が増えつつあります。特に5000ドルや6000ドルの建玉が2000BTCを超え始めておりますので、マイニング勢による輸出レンジフォワード(OTMのBTCPUT買い+OTMのBTCCALL売り)の取り組み増加の可能性が警戒されます(特にparadigm等ブロックトレードを経由したフローに要警戒)。

輸出レンジフォワードの取り組み増加は、MMの約定後から行使期日までのデルタ操作を潜在的にBTC売り方向に偏らせる為、BTC価格の上値を重くする要因として注意が必要です。今週はリスクリバーサルの動きに要注意!(特に12/27足や3/27足)。

詳細については添付記事をご参照ください。

LXVX指数(63.42% @7033 USD)で逆算した向こう24時間の予想レンジは、

対ドルが「6800ドル〜7266ドル」
対円が「73.8万円〜78.9万円」です。

具体的な計算方法については下記の記事をご参照下さい!

本日17:00はEOSUSDT(BinanceJEX)のオプションカットが予定されております

(今週のオプション行使期日一覧表はこちら!)

それでは、本日も宜しくお願いします!!

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