今話題のBAKKT(バックト)とは?仕組みについて徹底解説②

この記事では最近注目を集めているBakkt(バックト)の仕組みの中でも、取引開始及び売買の流れについて解説いたします。

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今話題のBAKKTとは?仕組みを徹底解説②

ビットコイン ETFより注目されている BAKKTについて、第2弾では、本記事執筆時点で公表されているBAKKTの取引開始までの主な手続き及び売買注文の流れについてまとめました。

※最新情報が異なる場合がございますのでご留意ください。

取引開始までの主な手続き

● ICE Future US(「IFUS」)の取引参加希望者は、先物取次業者(「FCM」)にてKYC-AML確認を受けた上で、Separately Managed Account(「SMA」)口座を開設します。
(FCMを経由して若しくは直接)IFUSに対し、先物取引にかかる必要書類を提出します。
●(FCMを経由して若しくは直接)IFUSに対し、Bakktサービス上のWarehouse Accountの開設手続きを依頼します。
● 手続き完了後、開設済みSMA口座と、WEB ICE IDが連携され、WEB ICEというシステム上で、BTCの先物取引が可能となります。

売り注文の流れ

● 取引参加者は保有するBTCをBakktのWarehouse Accountに送金(BakktからSMA口座への現物移動は疑似的なもので、データ上の記録で管理されますのでハッキングの心配はないようです)。
● 米ドルを証拠金に1倍〜3倍弱程度(35%前後)のレバレッジでショートポジション(空売り)の構築も可能(レバレッジ倍率はブローカーによって異なる)のようです。
● BTCはSettlement DateまでにBakktを経由してSMA口座に送金。
● トレードのフェイルを避けるため、ブローカーによっては、Expiration Dateの数日前までに、①反対売買する旨の通知、②限月間ロールを行う旨の通知、③現渡しの場合はBTC現物をBakkt宛てに送金 が求められることがあります。
● Daily Futuresの場合、毎日Expireするため、ブローカー側の自主ルールによって、Expiration Dateの前日までにBakktへBTC現物を送金しておく必要があるようです。
● EST12PMまでにBakktからSMA口座に電子的に振り替えた分が同日の8pmの取引に反映されます。

買い注文の流れ

● BTCのロング(買い注文)取引を行う場合、金銭(米ドル)を指定口座に送金するのみ。
●ショート取引(売り注文)の際と同様、米ドルを証拠金に1倍〜3倍弱程度(35%前後)のレバレッジでロングポジションの構築が可能(レバレッジ倍率はブローカーによって異なる)のようです。

注文時の決済期日

Daily Futures Monthly Futures
Expiration DateDaily3rd Wed of the expiry month
Settlement DateT+2T+2

Trading Hours8:00pm to 6:00pm EPT Sunday to Friday

以上が取引の流れになります。次回は手数料とBakktの利用メリットなどについて解説します!

WEB ICE

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