Libraローンチに向けて加速か。リブラ協会に3社が新規加盟!

皆さま、こんにちは。
CoinCollege∛編集部のsatogramです。

2020年5月14日付でLibra(リブラ)協会は、Temasek、Paradigm、Slow Venturesの3社が加盟したことを公表しました!

Libraローンチに向けて加速か。リブラ協会に3社が新規加盟!

今回リブラ協会への加盟を発表したTemasek(テマセク)は、約$300 Billionシンガポールドル規模(約23兆円)の資産を有するシンガポールの政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド)です。

また、ParadigmSlow Venturesは、多角的に暗号資産事業に投資を行う米国のベンチャー・キャピタルです。

先般2020年4月にホワイトペーパーの内容を更新しversion2を公開して以降、1ヶ月足らずで5社(上記3社及び4月に加盟したHeifer International並びにCheckout.com)もの新会員が新たにリブラ協会に加盟した格好です。

出所:2020年5月現在のLibra.orgの情報に基づきCoinCollege∛が作成

Libra(リブラ)、ホワイトペーパーの変更点

リブラ協会の目的は一貫して銀行口座を持たない人々が手軽に且つ低コストで送金できるネットワークの構築ですが、金融当局などとの議論を踏まえ、ホワイトペーパVersion2では主に4つの点で変更がなされました。

1) 複数通貨の価格に連動するmulti-currency coinに加え、1通貨のみにペッグするステーブルコインの提供
2) 強固なコンプライアンス態勢による、Libraペイメントシステムの安全性の強化
3) バリデーターを不要とするパーミッションレスシステムへの移行は行わない
4) Libra Reserve(暗号資産Libraのリザーブ)の強固な保全構築

年始時点でCNN Money Switzerlandのインタビューに答えたDante Disparte氏(Vice Chairman and Head of Policy and Communications)は、ローンチまで”3 steps away”(法規制に沿った投資家保護対策・Libra協会のガバナンス強化・テクノロジーの構築)で、Libra協会が金融当局との対話を続け、ライセンス獲得に向けて尽力している状況を報告しておりましたが、今般の相次ぐ新規メンバーの加盟状況などから、いよいよ2020年末のローンチに向けた準備が加速しているように見受けられます

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ワイン丸

外資系金融機関のファンドマネジャー・バイサイドリサーチ出身。社債投資・株式投資・為替運用・不動産投資・証券化商品投資を経験。英語・中国語・日本語のトリリンガル。海外情報担当。

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