野村ホールディングス株式会社(以下、野村HD)と株式会社野村総合研究所(以下、NRI)の合弁会社である株式会社BOOSTRYは、2020年7月22日付で「株式会社BOOSTRYの証券トークン事業の推進に関する基本合意書締結について」を公表しました。
同リリースでは、野村HD社が保有するBOOSTRY株式のSBIホールディングス株式会社(SBI)への一部譲渡およびBOOSTRYの運営・事業にかかる業務提携に関する基本合意書の締結が発表されました。一部譲渡の結果、BOOSTRYへの出資比率は、野村HD 56%(従来は66%)、NRI 34%(従来比不変)、SBI 10%となる予定です。
BOOSTRYはブロックチェーン基盤の「ibet」と呼ばれるシステムを提供しており、野村證券株式会社(野村證券)、野村信託銀行株式会社などとも協働してデジタル社債の発行実績があります。SBIも今後「ibet」を共同利用し、デジタル金融商品の開発などで野村證券グループと協働していくものと推察されます。
対面証券最大手の野村證券、ネット証券最大手のSBI証券がデジタル証券事業で手を組んだことで、今後は証券会社各社による事業提携が加速する可能性があります!
<関連記事>